学校概要
ヒューストン日本語補習校はNASA(米航空宇宙局)のスペースセンターで知られているヒューストン市の西部メモリアル地区にある校舎を借用して、週1回土曜日に6時間の授業を行っています。
本校は「ヒューストン日本商工会」が設立した非営利法人「JEIH補習校運営委員会」を運営母体とする「私立」の補習授業校で、日本国内の「公立」の小・中学校の様に義務教育を施す学校ではありません。
教育の対象者は「日本語の話せる児童、生徒」で日本国内の小・中学校同様、学習指導要領に準じ、文部省より無償配付された教科書を使って授業を行い、現地校に通学する在留邦人を含めた児童、生徒を対象に日本語による教育の機会を提供し、帰国後の学校教育、生活への適応、国際的感覚や視野の育成を教育の目標としています。

学校長からのメッセージ
ヒューストンといえば、誰もが宇宙開発の重要拠点であるNASAジョンソン宇宙センターを思い浮かべることでしょう。でも、魅力はそれだけではありません。 世界最大の医療研究センター、全米最大級の貿易港、ダウンタウンに張り巡らされる高速道路網、立ち並ぶ高層ビル群、今や企業移転先都市として全米1位と言われるほどです。その一方で郊外の住宅街には街路樹が整備され、多種多様な人々が、豊かな緑の中で生活しています。 本校は1973年、3月ヒューストン日本商工会が設立した非営利法人「JEIH補習校運営委員会」を運営母体とする私立の日本語補習校です。本年で54年目を迎え、アメリカ国内でも伝統と歴史のある「宇宙に最も近い日本語補習校」です。 設立の趣旨は、平日、英語で学ぶ現地校に通う子供たちに、豊かな日本語による教育の機会を提供することです。 現在、ヒューストン・メモリアル地区の学校を借用校舎として、毎週土曜日1日6時間、年間41日間の授業を行っています。在籍児童•生徒数は、2025年4月19日現在、幼稚部57名、小学部378名、中学部103名、高等部39名、合計577名、教職員58名の陣容です。 2025年度の授業科目は次の通りです。 ・小学部1、2年…国語、算数、 ・小学部3、4、5、6年…国語、算数、社会 ・中学部…国語、数学、理科、社会 ・高等部…現代の国語/言語文化、国語表現、論理国語、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学ABを選択制で実施 授業の他にも運動会をはじめ、各学年においてヒューストンならではの体験的活動を取り入れながら、学校運営委員会、保護者はもとより、関係機関のご支援、ご協力をいただきながら、 「『自ら』『共に』『粘り強く』~個性豊かに、仲間と共に、自ら学び続ける子ども~」 を教育目標に掲げ、教職員一丸となって取り組んでいます。
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第17代 校長 皆川 宏志
目指すこども像
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仲間と共に主体的に学び続ける子ども
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互いの良さを認め合い、助け合える子ども
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豊かな日本語力を身に付け、コミュニケーション能力を発揮できる子ども
指導の重点事項
【学習指導】
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学習内容の精選と重点化
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家庭学習と連携した学習指導の充実
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「対話的活動」「言語活動」の充実
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補助教材、ICT機器の効果的活用
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個に応じた学習支援の充実
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教科横断的な体験活動の充実
【生活指導】
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日本の文化や習慣に留意した生活指導の充実
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一人ひとりの良さを認め、活かす学級・学年づくり
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非認知能力の育成を目指した教育活動の推進
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教師間および保護者と連携した生活指導の充実



